世界の山-台湾の山
聖稜線とは雪山(3886m)から大覇尖山(3492m)まで続く稜線を指す。雪山は山頂部に大きな圏谷地形を持つ台湾第二の高峰であり、大覇尖山は「世紀の奇峰」と呼ばれる四面全てが絶壁で構成された尖峰で500台湾ドル紙幣の図案にもなっている(ちなみに1000台湾…
東大の学生メディア・UmeeTに寄稿する機会をいただきました。 todai-umeet.com 主に三部構成で、 ①台湾登山の魅力について ②台湾と日本、中国、そして特殊性 ③祖母の母校である台南第一高等女学校(現:台南高級女子中学)訪問の記録 是非読んでもらえると嬉…
海抜100mの花蓮・水源村から出発し、森林鉄道跡の鉄橋を渡りトンネルをくぐり、25年前から時の止まった伐採場跡・嵐山工作站に着いた後は笹薮を漕いで標高3000mを超す帕托魯山まで上り詰め、最後は標高400mの太魯閣峡谷・岳王亭まで下山するという壮大な5…
はじめに 海外の山に登る時、言語面と並んで大きな問題となるのが「地図をどうやって入手するか」ということだと思う。残念なことに、これまで台湾の地図について日本で流れている情報は不十分と言わざるを得なかった。そしてそのことが日本から台湾への登山…
台湾大学登山社の山行に誘ってもらって、日本統治時代の古道を探検に行ってきた。台湾では、主に登山道のある場所を「傳統路(伝統路)」、登山道の無い場所を藪を漕いだりして進むスタイルを「探勘」もしくは「勘查」と呼んでいる。 台湾の「探勘」はもちろ…
台湾第二の高峰雪山(3886M)に西南稜から単独で登った記録。 雪山の登頂ルートは、一般的には雪山東峰・ニイタカトドマツの黒森林・雪山1号カールを経由して山頂に達する東面の登山道が使われる。 今回は油婆蘭山・完美谷の大草原及びニイタカビャクシンの…
台湾東北部の山地は標高こそ高くないものの、登りごたえのある山が多い。特に海岸沿いは強い東北季節風の影響を受けるため、植生が草原と低潅木を主としており展望が頗る良い。奇岩の多い地質と相まって、日本ではなかなか見ることのできない風景を作り出し…
台湾中央山脈の南湖大山(3742M)と周辺の峰々を単独で登った記録。南湖大山は山頂直下に美しい上圏谷・下圏谷の氷食地形を持ち、「帝王之山」の異名を持つ台湾第8の高峰である。 地図収集を手伝ってくれて緊急連絡先にもなってくれた陳さん、計画のアドバイス…
台北市街地の東側に象山という山がある。台北101などの展望が良いので観光客に人気がある。ある天気の良い日の夕方、足慣らしのために登りに行くことにした。ついでにそこから続く縦走路を経て拇指山・南港山まで歩いた。 臺北市區東部有一座叫象山的山。因…
台北市の最高峰、七星山(1120M)に登ってきました。温泉の匂いが充満し、ススキの草原が広がり、色とりどりの蝶が飛び交う素敵な場所でした。 去爬台北市最高峰七星山了。
台湾大学の友人と新北郊外の棚田まで植物観察に行ってきました。渡り鳥が海を越えて種子を運ぶため、日本と台湾には同種の植物が多いそうです。案内してくれた皆様、本当にありがとうございました。 陪臺大的朋友們去了新北附近的水梯田觀察植物。聽他們說臺…
9月中旬に台湾に渡航し、2ヶ月ほど滞在して様々な山に登ろうと計画中である。以下は準備段階でわかったこと、わからないこと等のまとめ。 我是日本的大學生,從9月15號起要在臺灣大概待兩個月,打算去中央尖山,南湖大山,能高安東軍等地方縱走登山。