休学中の記録

台北で朝からビールが飲める廟(大稻埕慈聖宮)

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GWの10連休は台湾に行っていた。本当は色んな山に登ろうと思っていて国立公園に入園申請を出していたのだが、油断していると山小屋の予約が繰り上がらず申請が却下され、結局大きな空白期間ができてしまった。

そんなこんなで意気消沈している時に友人が連れて行ってくれたのが大稻埕慈聖宮。廟の境内に屋台とテーブルが並び、朝から地元民がわいわいとビールを飲み交わしている素晴らしい場所であったので紹介しておこう。

地図

大稻埕慈聖宮は年末の年貨大街で有名な迪化街からもほど近い場所にある。一帯は台北で最も歴史が古い場所にあたる。北京では旧市街や伝統の料理などを「老北京」と表すことが多いが、それに倣うとここはまさに「老台北」といった趣で、庶民の生活が息づく町だ。

アクセスはメトロの大橋頭駅からが便利だ。「大橋頭」の名前は淡水河にかかる台北橋の袂にあることから来ている。義母の話によると昔は一帯には日雇い派遣労働者が集まり、ここからトラックに乗せられて各仕事場に向かったというような場所でもあったらしい。

総合すると、このあたりは東京でいう台東区荒川区、足立区の下町のような雰囲気を持った町なのだ。

境内の様子

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境内に入ると各テーブルの上には台湾ビールの緑瓶。ミニサイズのグラスを手にみんな話が弾んでいる。

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境内にはカジュマルの巨木が枝を伸ばし、木陰を作る。亜熱帯の雰囲気が素晴らしい。

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食べ物

廟の入り口付近には屋台が密集している。人が多く集まっているところを狙って直感で突っ込むのも良いし、各店はgooglemapで表示を拡大すれば評価/レビューも含めて見ることができるので失敗したくない場合は予習することをお勧めする。

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排骨湯と滷肉飯。

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肉粥と肉捲。

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紅燒肉。サクサクに揚げられた豚肉。このあたりには「阿角紅燒肉」をはじめ、なぜか紅燒肉の名店が多いのだという。

全ての料理が最高においしい。そしてそれを感じさせてくれるのは、何と言ってもこの場所の独特の開放感だ。また来ようと自分に誓って廟を後にした。

Information

店がオープンするのは午前9時頃~午前11時頃。遅くまで惰眠をむさぼってから行くもよし、早めに着いて川沿いなどを散歩してから来るもよし。いずれにせよ素晴らしい空間があなたを待っている。