休学中の記録

2回目の韓国ソウル散策日記2019

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安東駅前で食べた塩サバ定食

2019年3月の韓国旅行の続き。安東から中央線のムグンファ号に乗って雪降る峠を越え、3時間半でソウルの清涼里に着いた。 清涼里駅を出たところは開けた高台になっていて、目の前には巨大都市・ソウルのビルがキラキラと夕陽を反射していた。中国大陸由来と噂されるスモッグもこの日は全くなく、凛と澄んだ空気の中に新しい建物が立ち並んでいるソウルはとても現代的な都市に映った。

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シロアムサウナに泊まって、翌日朝早くからソウルの街を歩き回った。サウナを出て、歩道橋から見る旧ソウル駅。

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まずは朝一で貞洞展望台に登った。

ソウルの街は山が近い。というか、そもそも街の成り立ち自体が風水を考慮して北側に山が位置するように建設されているらしい。いわゆる「背山臨水」で、背後に仁王山、北岳山、北漢山などの山並みを持ち、漢江に臨むような地理配置になっている。

展望台からは朝鮮半島らしい荒々しい花崗岩が露出した山々がよく見えて登高欲がそそられる。これらの山の麓にはたくさん古刹があって、テンプルステイとして泊まることもできるらしい。次回はテンプルステイ+北漢山登山だな、と思いながら展望を楽しむ。

韓国は北漢山に限らずテンプルステイ+登山の組み合わせが面白そうなので、今度チャレンジしてみようと思う。

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続いて、展望台から見えた旧ソウル市庁舎に行ってみた。今ではリノベーションされてソウル図書館になっていて、背後に新市庁舎が建設されている。旧市庁舎(現図書館)の方は屋上に出ることができて、そちらの見晴らしもとても良い。

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「The・朝鮮総督府建築」といった感じなので、調べてみると建物自体は日本統治期の旧京城府庁だったようだった。

画像来源:京都大学貴重資料デジタルアーカイブ

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世宗大路沿いに景福宮青瓦台に向かって歩く。今も昔もメイン道路。通り沿いに韓国で一番大きい書店の教保文庫があって、色んな本を物色してみたがハングルなのでハードルが高かった。

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教保文庫から出て、清渓川を散歩する。清渓川は、李明博がソウル市長時代に高速道路の高架を取っ払って復元させたという。水が透き通っていて、オフィス街の真ん中とは思えない清流だ。

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冷麺屋を探して彷徨ったがやっとの思いで見つけた時には閉まっていた。こちらはその途中で見つけた旧朝鮮商業銀行鐘路支店。1909年築の韓国で最も古い銀行の建物の一つ。

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冷麺を食べたいところだったが、時間も遅いので適当に入った店でビビンバでお腹を満たすことにした。

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午後は昌徳宮で後苑のガイドツアーに参加した。昌徳宮は離宮として建てられた宮殿で、自然が豊富なのでソウルで数ある宮殿の中でも特におすすめだ。

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カラムラサキツツジ Rhododendron mucronulatum

韓国では初春の頃にお餅を焼いて、その上にこの花を乗せて「花餅」として食べる素敵な宮廷文化があったらしい。

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歩き疲れて小腹が空いたので、夕方から野球中継を見ながら干し鱈とOBビールにする。

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今回は地理感がない中歩き回るのに多くの時間を使ってしまったので、次回は自転車を借りるなど、効率的に回れる色んな方法を考えてみたいなーと反省しながら、帰国の便までの時間をまったりと過ごした。