休学中の記録

週末伊豆②伊東温泉で過ごす休日

伊豆半島を旅行する時、伊東までは鉄道でアクセスすることが多いです。都内や横浜から車を運転するしんどさや渋滞などを考えると、やはり鉄道が快適です。

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鉄道自体は下田まで伸びていますが、伊東から先は伊豆急区間になるので運賃が別途加算されて高くなってしまいます。ですので伊豆急には申し訳ないですが、伊東まで列車に乗った後、伊東でレンタカーを借りて半島を回ることが多いです。

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伊東で宿泊するときは「K's house伊東温泉」を定宿にしています。K's houseは日本全国で主に訪日外国人向けのホステルを展開しているのですが、この伊東温泉のK's houseは老舗温泉旅館の跡を引き継いでリノベーションされた施設です。旅館の良さとホステルの良さが最大限に活かされていて、とても居心地が良いところです。

近年はインバウンドが増えるに従って予約が取りにくくなっていたのですが、最近になってまたコロナの影響で宿泊がしやすくなりました。

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1階の受付奥のスペースは共有スペースと台所になっています。暖かい飲み物を飲みながら旅行書を読んだりボードゲームを楽しんだり、思い思いに過ごすことができます。

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小上がりのスペースもとても雰囲気が良いです。窓の外は川になっていて、水のせせらぎを感じながら、朝ゆっくりトーストを食べて珈琲を飲むのも良いですし(台所に無料の珈琲があります)、夜は晩酌を楽しむのにも最高の場所です。

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最上階の望楼からは伊東の町並みが見下ろせます。

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大広間や客室、トイレのタイルのデザインなどは旅館の雰囲気のままで、中をうろうろ歩いているだけでも楽しめます。

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ホステルスタイルなので食事の提供はないですが、伊東はおいしい魚が食べられるお店がたくさんありますので外で食べるのも良いですし、台所はとても使いやすいので自炊するのも良いです。

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台所には旅館「いな葉」として営業していた時代から引き継がれた食器や酒器などがたくさんあって、自由に使うことができます。食器が綺麗だと適当に何か作っても見栄えが良くなるのが嬉しいです。

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また、駅前のマックスバリュでスーパーで半額の刺身とお酒を買うのも良いです。

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地元の商店で干物を購入して、朝はそれを焼く、というのも伊豆らしくて良い体験になるかもしれません。自炊もなかなか楽しいものです

そうそう、干物と言えば思い出すのが、伊東のもう一つのお気に入りの宿は「緑風園」というホテルです。広々とした露天風呂はもちろん、朝食のアジの干物を自分で焼いて食べられるのが一番嬉しいサービスだったりします。

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K's houseの目の前には「まとい」という鰻屋さんがあって、ここも2回ほど訪れました。朝ごはんを食べて、朝風呂に入って、川沿いや商店街を散歩して、昼は鰻を食べて...というのが定番のコースです。

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伊東を流れる大川の風景

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さて、伊東温泉から足を伸ばせる場所はたくさんありますが、代表的なのは城ヶ崎海岸でしょうか。大室山の溶岩流によって作り出された迫力ある地形が楽しめます。海岸沿いの遊歩道と吊り橋が名物ですが、釣りの人も多く、稀に海岸の岩場でクライミングを楽しむ人も見られます。

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また、伊豆半島最高峰の万三郎岳をはじめとする天城の山々は、展望こそ無いのですが、ヒメシャラとブナの美林はこの山域ならではのもので見ごたえがあります。伊東温泉から登山口まで路線バスも出ています。

...自然景観、温泉、食べ物に恵まれた伊豆半島ですが、伊東は伊豆の旅を始めるのに絶好なスタート地点だと思います。