尾瀬ヶ原はミズバショウやニッコウキスゲ、草紅葉など、季節に応じて様々な植物の移り変わりを楽しめますが、それに加えて色々な生き物が見られるのも魅力の一つです。
7月中旬に訪れた時は、湿原を飛び交うトンボ達の色鮮やかさに目を奪われました。
「日本最小のトンボ」として知られるハッチョウトンボの♀はとても鮮やかな赤色をしています。写真で見るとそんなに小さく見えないかもしれませんが、体長は2センチほどしかありません。
池塘の周りには胴が細く繊細なイトトンボの姿が目立ちます。尾瀬にはとても涼しげな青色をした北方系のトンボがたくさん見られます。
エゾイトトンボ、オゼイトトンボ、ルリイトトンボなど様々な種類が生息しているそうなのですが、こちらの写真はルリイトトンボでしょうか。ヒツジグサの葉の上にとまっていました。
こちらは恐らくオゼイトトンボだと思うのですが、産卵中の個体もたくさん見られました。イトトンボの仲間はこうして連結しながら植物の上に産卵することが多いそうです。