休学中の記録

富士山御殿場口の双子山とフジアザミ

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先週末、随分久しぶりに富士山に行きました。山頂には行かなかったのですが、視点を変えてこれまで行ったことのなかった御殿場口、須走口の登山口の周辺を歩きまわりました。

まずは土曜日夜にレンタカーを借りて一週間の買い出しに行き、ちょっと休憩してから自宅を出発します。ドライブのお供には事前に妻にリクエストしてSpotifyのプレイリストに入れてもらったひと昔前の台湾の歌曲。夜の道は結構空いていて、東名に乗るとあとは気持ちの良いスピードでトラックを追い越して行きました。

御殿場口の駐車場に着くと、外は雲の切れ間から覗く御殿場の夜景が綺麗でした。車内で寝ようと思っていたのですが、やはり先日痛めた腰に負担があるので、外に出て寝ることにしました。人目に着かないところでマットを敷いて寝袋にくるまって寝ていると、学生時代を思い出します。夜半に小雨に打たれたのですが、それも含めて懐かしくてむしろ嬉しくなりました。

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朝になると雲がまるで生き物のように動き始めます。富士山の大きな魅力の一つがこの千変万化の雲の姿で、天気が安定した日の朝に雲の動きを見ているとそれだけで癒されます。

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準備を整えて双子山への登山道を歩き始めると、目当てにしていたフジアザミの花にたくさん出会うことができました。うつむき加減に、ピンポン玉より一回り大きいくらいの巨大な花を咲かせています。

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フジアザミの花は一定期間が過ぎると丸ごと地面に落ちてしまうようで、地面にはたくさんの花が転がっていました。やがてここから種子が土の中に入り込み、また発芽して次の代へとつながっていくのかもしれません。

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双子山の山頂からは宝永火口、富士山頂の展望が見事です。富士山頂と逆側は箱根の山々や愛鷹山で、愛鷹山の向こうはもう太平洋の大海原、という印象があったのですが、更に伊豆半島の山並みがその背後に一直線に奥へ奥へと連なっていました。

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展望を満喫して、違う道で駐車場に戻ります。こちらは雪崩の影響を受けにくいのか、随分森林が茂っていました。足下の倒木にはスギタケ(と思われる)きのこの姿も見られました。

駐車場に戻って仮眠をとって、今度は須走口へ移動しました。