休学中の記録

半田そうめんと吉野川

在宅勤務の時や週末の昼ごはんは、簡単に済ませられる麺類にします。作り置きのカレーに出汁をかけてカレーうどんにしたり、身欠きニシンが安ければニシン蕎麦を作ってみたり。毎日少しずつであっても変化をつけると、楽しく過ごせるような気がします。

そんな中で、最近おいしかったのは「半田そうめん」です。

半田そうめんは、四国徳島県吉野川上流、つるぎ町のご当地麺で、ツルツルとした口触りとコシのある食感が特徴的です。半田手延べそうめん共同組合のウェブサイトには次のように紹介されています。

半田そうめんの歴史は古く、実に200年の伝統を誇っています。四国山脈から吹き降ろす冷たい風と、吉野川の澄んだ水。そして良質の小麦から作られる、半田の優れた風土を象徴する特産品「半田そうめん」。半田そうめんの特徴は、やや太めでコシが強いことです。

今回はカニ風味かまぼこと薄焼き卵、ネギの組み合わせで彩り豊かにしてみました。喉越しが良すぎて、もったいないくらい一瞬でツルツルツル...とお腹の中に入ってしまいました。

食べ終わってからすぐお皿を片付ける気にもなれず、ぽけーっとしていると、ふと吉野川流域の情景がよみがえってきました。昔ワンゲルの友人と四国を自転車で旅行した時、最終日は阿波池田から吉野川に沿って、フェリーが発着する徳島港を目指してペダルを漕ぎ続けました。途中の橋の上から見た山並みと清涼な吉野川の風景は今でもよく覚えています。そういえば、ちょうど時期は今と同じ9月上旬でした。

懐かしくなって、つい昔のアルバムを開いて写真を見ていると、感傷的な気分になりました。当時一緒に四国を周遊した友人とは、卒業してから連絡する機会もほとんどなくなってしまいましたが、元気にやってるんやろうか、、と。

そうこうしているうちに1時間の休憩時間も残すところ数分になってしまいました。急いでお皿を洗って、また全然気が乗らない職場のルーティンワークに戻るのでした。