休学中の記録

初秋の岩手旅行(猊鼻渓、三陸海岸、盛岡、平泉)

岩手県をドライブで旅した記録。

猊鼻渓

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猊鼻渓下り。200mの石灰岩の岩壁が続いている。秋の紅葉の時期はもちろん、冬は雪景色の中こたつ舟もまた良いだろう。

厳美渓

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厳美渓で滝見だんごを買う。一帯の岩手の北上川流域では収穫期を迎えた黄金色の田んぼが広がっていた。収穫を終えた稲穂は棒に掛けられてツリー状に天日干しされていたが、これは「ほんにょ」と呼ばれるらしい。今どき天日干しのお米は珍しいし、今度岩手県奥州産のお米を見つけたら是非買ってみようと思う。

三陸海岸

花巻~遠野~釜石~宮古は高速道路が開通していて、しかも復興のためなのか無料通行区間となっている。距離はとても長いのだが、車の通行量も少なく驚くほど快適に移動ができる。大槌町、山田町...とあの時ニュースで繰り返し聞いた地名を通りすぎながら宮古へ向かった。

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宮古浄土ヶ浜で、先ほど厳美渓で買った「滝見だんご」を食べた。団子はその場でちぎって串に刺され、5種類の色とりどりの餡がつけられる。個人的には「ずんだ」と「くるみ」がおいしかった。台湾人には「ごま」が人気だろうか。残り2つのうち「あんこ」は定番のおいしさで、醤油と海苔の「いそべ」も少し変化球でおいしい。

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目当てにしていた寿司屋はランチ営業が既に終了していたので、代わりに宮古の駅前で刺身盛りを食べた。

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その後北山崎までドライブすると日が暮れた。第二展望台からの景色。第一展望台には手前には漁師が営む民宿があった。次来る機会があればそこに泊まって海鮮をお腹いっぱい食べて、朝日の出を見たい。

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田野畑村で地魚の海鮮丼を食べて、ロングドライブで花巻の台温泉まで戻った。1日目は終わり。

盛岡

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翌日は盛岡まで。

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まずはカルビセット。肉が最高においしくてご飯がとても進む。

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盛岡冷麺発祥の店なので〆に冷麺を食べる。

平泉

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最後は平泉・毛越寺の浄土庭園を訪れた。往時の建築は焼失するなどしてほとんど残っていないのだが、かえって静かな環境の中で往時の様子を想像することができるのが良いと思う。

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1732年に建てられた常行堂は庭園に残る数少ない建物の一つ。

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遣水の遺構もあり、最先端の作庭技術が奥州の平泉で実践されていたことがわかる。

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背後の山は借景として取り入れられている。小雨が降って少し霧もかかっていたが、庭園を一周し終わったところで急に天気が好転して太陽が出た。

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閉園時間を過ぎていたけれど、職員が追い出しにくることはなかった。太陽が沈むまでの時間を静かにゆっくりと楽しんだ。閉園時間を過ぎた時用に出口が設けられていて、そこから庭園を後にした。「浄土庭園」の世界観を感じられる素晴らしい時間だった。