瀬戸内海の島には海の展望が得られる山が多い。晴天率が高く、冬の時期には陽だまりハイキングが楽しめるのがうれしい。有名どころでは、宮島の弥山(標高535m)や、寒霞渓の紅葉などでも有名な小豆島の星ヶ城山(標高817m)などがあるが、今回訪れた江田島も登山が楽しめる山が多い。広島の宇品港から江田島の切串に向かうフェリーに乗ると、着岸が近づくにしたがって目の前に屏風のように山が迫ってくるのが印象的である。
江田島の島内にはクマン岳、古鷹山、陀峯山、三高山(砲台山)など登りごたえのある山が点在しているが、今回はその中で広島市内から最もアクセスのよいクマン岳~古鷹山に登った。切串港からすぐに登りはじめることができるし、下山の際に時間があえば「世界三大兵学校」とかつて称された海上自衛隊の第1術科学校・幹部候補生学校を見学することもできる。それに加えて港の近くで島の海鮮グルメやB級グルメを楽しんだりすれば、充実した旅になることは間違いない。
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