東京は桜の名所が多い。
2012年の春、初めて東京に出てきた僕は日本武道館で行われた大学の入学式に参加した。「タフでグローバルであること」という総長の話があった以外入学式で何があったのかは正直あまり覚えていないけれど、その日武道館を出てから見た千鳥ヶ淵と靖国神社の満開の桜がこれまで自分が見てきた桜の中で群を抜いて綺麗だったのは今でもよく覚えている。
2012年的春天,我開始了在東京的生活。剛搬到東京沒幾天的4月9號,大學的入學典禮在皇居旁的日本武道館舉行,而櫻花在那幾天也恰巧進入了盛開季。我幾乎都忘記在典禮裏誰上台講了什麽話,但唯一令我印象非常深刻的是,中午時刻典禮結束之後從武道館走出來、眼前展開的是非常漂亮的一片櫻花樹。那就是千鳥淵(皇居的護城河)和靖國神社的櫻花。那時候母親還很健康,以無邊無垠的櫻花為背景,幫我這個新生拍了許多照片。
大学生の時は、生活圏が近い関係でよく上野公園に出かけた。本郷や根津に住んでいた当時、普段は面倒臭がって近くの「赤札堂」で買い物をすます僕も、春の桜の時期だけは不忍池の畔を通りたいがためによく湯島の業務スーパーまで買い物に行ったものだった。買い物袋を自転車のハンドルに下げながら公園内の桜のトンネルを歩き、清水観音堂を通り過ぎ、国立博物館正面の噴水で一服。そして最後は谷中のカヤバコーヒーのあたりまで自転車を走らせて満足して家に戻ってくるような、そんな生活が今となっては懐かしい。
大學時期,因爲住在附近的關係,我常常到上野公園閑逛。懶動的我通常在離家最近的超市買每天的食物。雖然那邊有點貴,但能夠省下不少麻煩。然而,到了櫻花季我有時侯特地騎車去湯島的業務超市買東西,因為這樣可以經過上野公園的不忍池,欣賞春天的風光。每次在業務超市買好一堆食物之後, 我把裝滿的塑膠袋挂在腳踏車手把,推著車走過上野公園中間的櫻花大道。沿途可以欣賞隱約在樹林間的清水觀音堂,再到東京國立博物館前面的噴水處休息一番,然後再騎車經過谷中的百年咖啡店-cayaba coffee回家。我曾經很喜歡這樣的生活。
昨年から働くようになって、もう桜を愛でる暇なんてないのかなと思っていたら、どうもそんなことは無かったようだ。やっぱり春の時期暖かくなると気分もうきうきするもので、今年は天気の良い日に時間休を2時間取って新宿御苑へ花見に行くことにした。1時間の昼休みに2時間の時間休を加えると合計3時間の休みが取れるのだ。とはいえ移動の時間もあるし、何しろ想像をはるかに超えて広大な敷地を持つ新宿御苑なので、ついついあっちも見ようこっちも見ようとしてしまい慌ただしい花見になってしまったのは否めない。それでも御苑前の駅で嫁と合流し、桜の木の下で一緒にシートを敷いてお弁当を食べた時間は、小さいけれども確かな幸せを感じることができる瞬間だった。
今年東京的冬天是半個世紀來最冷的一個冬天,連續好幾天的早晨都是零下低溫。每天最痛苦的是早上聽到鬧鐘響的時候。到了再不爬起來就要遲到的最後一刻,只好硬著頭皮起來快速穿起西裝刮點鬍子,發抖著衝出門上班。 而今年春天也來得特別早,似乎從2月中一口氣跳到4月,讓我有點適應不過來。
所謂「三寒四溫」是日本春天的特色,但今年的嚴冬之後接踵而來的是100%的春天。櫻花大概也被溫差嚇到了,比平常年早開了兩個禮拜,很多人包括我也因此改變了春遊計畫。三月底的有一天,我中午請了兩個小時的假,到公司附近的新宿御苑賞花。難得抽三個小時(兩個小時+原本的中午休息時間)出來,原本想要放慢脚步盡情地欣賞櫻花,但看到小冊子裡面介紹說園區裡面共有65種1000顆的櫻花樹,貪心的我便不知不覺中開始了走馬觀花。但鋪好野餐墊看著櫻花吃便當的那一刻,在時間悠閒的流逝中,我感覺到了一種”小確幸”。
ヨウコウ 陽光
ソメイヨシノより満開が3日ほど早かった。鮮やかなピンク色の花をつけるため一際目立っていた。「天城吉野」と台湾の寒緋桜を交雑させて作ったという。
カンヒザクラ 寒緋桜
中国南部~台湾、沖縄などに分布する色鮮やかな桜。上記の「ヨウコウ」も早咲きで有名な「河津桜」も、日本の白っぽい花をつける在来種にに寒緋桜を交配させることでできた品種なのだそうだ。
※昨年1月末、台湾・新竹県の山地で見た桜がこちら。台湾では寒緋桜が山間部に広く自生している。1年少しぶりに新宿で再会できるとは思っていなかった。
タカトオコヒガンザクラ 高遠小彼岸桜
新宿御苑がある場所は、もともと信州高遠藩内藤家の屋敷地であった関係か、高遠小彼岸桜が植えられていた。樹高はそれほど高くないが、勢いのある見事な花を咲かせていた。来年あたりは是非高遠城址に足を延ばして、残雪をまとう山並みを背景に花を咲かせる姿を見てみたい。
ジュウガツザクラ 十月桜
花が春と秋の2回咲く珍しい桜。エドヒガンとマメザクラの交配種で江戸時代後期から栽培されていたらしい。
日本庭園
見上げると一面満開の桜・桜・桜
新宿御苑には65種類1000本の桜の木が植えられているという。広大な敷地の中にあって横の木に邪魔されることがないからか、みな樹勢がとても良いのが印象的である。東京で最も綺麗な桜の名所の一つだといえるだろう。
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参考情報
新宿御苑園内の桜の木の案内は
https://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/2_guide/map/migoro1303a.pdf