台北市の最高峰、七星山(1120M)に登ってきました。温泉の匂いが充満し、ススキの草原が広がり、色とりどりの蝶が飛び交う素敵な場所でした。
去爬台北市最高峰七星山了。
- 行程
小油坑という火口から出発。この場所は既に標高約800Mである。
登山口在小油坑。海拔已有將近800公尺。
登山道を東に外れてしばらく行くと、急峻な壁に囲まれた別天地のような谷に辿り着く。ここには七星池と呼ばれる3つの池がある。普段は水が枯れていることが多いらしいが、この前の台風のおかげで満水だった。
登山道的0.3K地點旁邊有往東走到山溝的小徑,山溝裡頭有3個漂亮的池塘,環境十分寧靜,真是別有天地。
2つ目、3つ目の池まで行こうと思って藪をしばらく漕いだが、道が急峻だったので諦めた。残ったのはたくさんの引っかき傷のみ。
七星池由3個池塘組成。平常好像只要沿著池塘岸邊走就全都可以去看。可是這次因為前幾天颱風帶來了豪雨,所以池子的水都滿,使得岸邊沒有地方可以走了。我由右岸的森林推開灌木丛試試過去第二,三個池塘。可是山坡越走越陡,走了一會就放棄了。我耗了不少精力,得到的卻只有幾個劃傷。
藪に入ると急に山の呼吸が感じられるようになる。
身處灌木丛可以感受到周圍的森林在呼吸。
稜線まで上がってきた。この稜線をしばらく登ると、表登山道のある稜線に合流する。
爬到了山稜上,清爽的微風吹來,感覺很舒服。眺望也真不錯。
遥か下の七星池。東側はほぼ垂直な壁になっている。
七星池兩邊是幾乎垂直的陡坡。
すぐ脇では蒸気が噴き出している。
山頂。
到了台北市最高点!
冷水坑という場所に下山した。近くに滝があり、渓流が流れている。
下到了冷水坑。
最後は牧場のある擎天崗まで遊歩道をのんびり歩いて、バスに乗って帰った。
繼續走到擎天崗的牧場之後搭公車回家了。
- 動植物
一人で写真を撮りながら歩いていると、行く先々で地元の登山客の方々が声をかけてくれた。そして植物や蝶について詳しく解説してくれた。本当にありがとうございました。
我在路上遇到了很多熱心的當地登山客,她們給我解釋路邊的植物和蝴蝶,使我了解陽明山的生態環境。多謝!
青斑蝶 アサギマダラ
日本本土から南西諸島・台湾へ海を越えて渡りを行うことで有名である。これまでに観察された最長移動記録は、長野県から台湾の最南部の離島蘭嶼までの2321キロであるらしい。
它的生態十分有趣。它隨著季風從日本本土到沖繩等西南群島,再到台灣移動。
紫斑蝶 ムラサキマダラ
日本では南西諸島にしか見られない。台湾では清明節(4月上旬)の頃に北へ大移動を行う。ところが東西方向に走る高速道路が南北方向の蝶の移動経路と直交して立ちはだかり、たくさんの蝶が車に轢かれて死んでしまうという問題があった。そこで2007年から高速道路に蝶の通り道(回廊)を作るという保全活動が行われている。具体的には
①高速道路の両側に高い柵や並木を設置し、蝶の飛行高度を高くしてやる。それによって、走行車が引き起こす気流に蝶が巻き込まれにくくなり、轢かれる可能性も低くなる。
②渡りを行う蝶の数が一定数を越えると、3車線道路の一番外側を閉鎖し2車線化する。一番外側の車線は蝶の飛行高度が最も低く、轢かれる可能性が最も高い場所だからである。
結果、通過する際の蝶の死亡率が以前の約3パーセントから0.25パーセント程度に低下したという。
以下的網站介紹“國道讓蝶道”的工作。
紫斑蝶的季節性移動路徑中途有高速公路,之前導致了許多紫斑蝶被車撞擊死亡。从民國96年起,高速公路局開展人給蝴蝶讓道的工作。
在台灣保護紫斑蝶的工作如此非常先進,令人感嘆。
國道讓蝶道 | 國道.石虎.平安龜-友善國道、石虎森林、食蛇龜樂園
セセリチョウの仲間
小毛氈苔 Drosera spathulata コモウセンゴケ
葉から分泌する粘液で虫を捕獲する食虫植物の一種。
它分泌粘性的消化液捕捉昆蟲,由葉片吸收養分。
陽明山国家公園内には到るところに琉球松が見られる。これは日本統治時代の造林運動で植えられたものである。1993年に虫害を受けて沢山の木が枯死したそうだが、造林後8,90年たった今でも数多く残存している。
陽明山許多地方可以看見散生的琉球松。它們主要是來自日治時代的造林運動。雖然1993年因松材線蟲災害導致大部分琉球松枯死,且造林至今已事隔近8,90年,依然可在林間見到殘存的琉球松。
倒地蜈蚣 Torenia concolor ツルウリクサ
日本では奄美地方に自生地がかろうじて残っているのみであるが、台湾では数多く見られる。
在日本它是只有在奄美群島才能看見的瀕臨絕種,而在台灣到處可見。
- INFORMATION
台北駅、剣潭駅などから陽明山国家公園の入り口までバスがある。公園内の移動は108番の循環バスを利用すれば良い。